先日、ウォールストリート・ジャーナル紙の日本語版を手にとって読んでいたときのこと。
読んでいて妙な違和感があった。
「何でだろう?・・・」
少し考えて理由がわかった。
日本国内の日本語で書かれた新聞紙面は、ほとんどが文字を縦(たて)で組んでいる。
ウォールストリート・ジャーナル紙は英字新聞なので、それを日本語に翻訳しただけなら紙面もとうぜん横向きになる。
たまたま手に取ったのモノが「紙の新聞」だったので違和感を感じたのだ。
〜新聞紙面の文字組は「縦」があたりまえ〜
その刷り込みが違和感の原因だったのだろう。
そこでさらに考える。
文章を縦で読ませる国って、日本以外にあるのだろうか?
真っ先に中国が頭に浮かんだけど、古い漢文、漢詩ならまだしも、今の中国もおそらく普通は横で読ませるのがデフォルトだと思う。(詳しくは調べていない)
思いつくままに考えてみたが、文章を縦で読ませることが、いまもふつうにある社会って、世界中で日本以外にないんじゃなかろうか?
そういう日本でも縦で読ませる媒体は、新聞(紙)、雑誌、小説、それと・・国語などの教科書や参考書なものくらいですか。
それ以外だと、ほぼ横で文章が組まれているように思う。
しかも新聞ですら、オンラインで読むウェブサイト記事は横組だ。
ということは、紙媒体がこれからも衰退し続けると、日本語の縦組で読ませるものは、さらに減っていくはず。
たまたまウォールストリート・ジャーナル紙の日本語版を手に取って、世界的にみて、縦で文章を読ませる社会の希少性に気がついた、というお話でした。


