投票用紙のひみつ

数年前【マップ】を印刷する素材を探していた。

1メートルを超える大きさ、
細かなイラストの線もきれいに再現できる、
子供が上に乗っても破れない丈夫さがあり、
水がかかってもふやけたりしない、

そういう「都合の良い」素材はないか・・。

紙ではおそらく破れてしまうのでダメだ。
コストも重要。
あまりに高過ぎれば採用できない。

探し続けていたのは、今回と同じように選挙を目前に控えていた時期だった。

ある日、ネットのニュースで投票用紙のことが紹介されていた。

その「紙」は鉛筆で候補者の名前がスラスラと書けるだけなく、簡単に破れたりしない。

書き心地にも神経を使っているらしい。
また水に強く、ふやけたりもしない。

特に面白いと思ったのは投票箱に入れたあとの特徴だ。

投票用紙は2つに折られて投票箱の中に入れられる。

すると、用紙は箱の中で自然と元の開いた状態に戻り、開票作業の際にいちいち手で広げる手間が軽減されるようになっているのだ。

「へ〜!」と思いながら、とりあえず素材の候補としてその記事と製造メーカーをメモしておいた。

その後、素材探しが行き詰まっているときに、ふとメモを思い出し、藁をもすがる思いでその製造メーカーに連絡を取ってみたのだった。

結果はビンゴ!
こちらの課題を見事に解決してくれた。


それから半年後、人工知能のChatGPTが世間をにぎわせていた。

試しに「イラストのような繊細な絵をきれいに印刷でき、子供が乗っても破れたりせず、水がかかってもふやけたりしないような丈夫な素材があったら教えて欲しい」

・・・と入力したところ、あっという間にそのメーカーの名前が上がってきた。

かかった時間、わずか数秒。

「まじか・・・」

生成AI、恐るべし。

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