作家の村上龍さんが亡くなった。
僕は彼の著書を何冊か購入して読みましたが、どちらかというと、村上さんが担当していたテレビ東京「カンブリア宮殿」の番組で接していた時間の方が多かった。
・カンブリア宮殿
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
その「カンブリア宮殿」が始まった頃、番組収録をしながら、それをそのままネットで生配信していたことがあった。
コレ、覚えている人いますか?
当時、番組のホームページでは、次回の収録とネット配信開始の日時、そしてゲストの名前が掲載されていた。
配信を視聴したい人は、配信時刻になるとパソコンの前に座って視聴することになる。
特に、名前やメールアドレスなどの個人情報を登録する必要もなかった。
誰でも気軽にリンク先にアクセスすれば視聴できた。
画質はあまり良くなかったように記憶している。
配信時間は一人のゲストで3〜4時間くらい。
そのゲストの収録が終わるまで配信は続けられた。
生配信なので、編集されることのない発言がそのままネットで流される。
村上龍さん、小池栄子さん、ゲストの方も、本人が口にしたことがそのまま流れる。
いま思うと(いや、当時でも)かなり危ないやり方だ。
収録時間が長くなると、ゲスト(だいたい社長)も気が緩んでくるのか、際どい発言が飛び出すことも多く、ポロッと出てしまう本音も、また、独断的だったり、差別や偏見を思わせたりするような発言もそのまま配信されるので、見ていて面白かった。
世間で言われる、その人の「人格者」的ではない一面を見せてもらえたのだが、後で放送を見ると、やっぱりその部分は編集で削除されていたりして……。
番組としては生配信を実験的にやっていたのだと思うが、リスク管理の問題なのか、手間がかかったのか、短期間でやめてしまったのが残念だった。
少しだけ覚えているシーンをご紹介。
(記憶があいまいです)
ある中小企業の創業者がゲスト。
少ない社員数ながら、独自技術で大企業からも一目置かれていて、技術者の引き抜きもよくある。その誘惑に負けて、実際に退職する人間もいるらしい。
当然、社外秘の貴重な技術情報を手土産に他社へ行くわけだが、
「そういう人間は、ろくな人生を歩まないですね!」
と、怒りながらバッサリ切り捨てていた。
そしてビックリしたのが、
「左利きは採用しない」
とのコメント。
えぇ〜!?
「左利きの人には悪いと思っているけど、そういう方針なので」
今ならSNSで炎上ものだ。
当然、放送ではしっかりカットされていたけど。
ソニーの出井伸之社長(当時)の回も視聴した。
「ジェットエンジンの時代に、レシプロエンジンの市場を開拓しても意味はないんでね」
自分が推し進める経営について説明を求められた際の一言で、批判派に対する彼の本音だったと思う。
これもカットされていたが、単純に放送時間枠の制限の問題だったのかもしれない。
さて、蔦屋書店のポップアップ販売の準備も大詰めです。
スケジュール的には余裕があるはずだったのだけど、どう見ても直前までアップアップでやっている状態になっている……。
頑張ろ。


